昨日、話題の「さまよう刃」を観てきた。
少年犯罪をテーマに、
週刊朝日に連載されていた小説の実写映画化作品だ。
大きく重たいテーマだと思う。
ネタバレになるかも知れないが少しストーリーを追いかけてみます。
『さまよう刃』には、幾つかの問題提起がなされています。
「復讐」という概念をどのように捉えるかという事、
「加害者」となる人間を輩出しないためには何をすべきかという事、
「少年法」と被害者感情の乖離をいかに扱うかという事、
大別すればこの三点になるでしょうか?
長峰重樹(主人公)の一人娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見された。着衣はなく、腕には注射による内出血の痕が点在していた。その後の調べで、死因は、薬物の乱用による急性心不全である事が判明する。怒りと悲しみが全身を覆い尽くした長峰の元に一本の「密告電話」が入った。「絵摩さんはスガノカイジとトモザキアツヤの二人に殺されました。これは悪戯電話ではありません。…」半信半疑で真偽の確認に乗り出した長峰は、「密告電話」で名指しされた「犯人」の一人、伴崎敦也の部屋で、絵摩が男達に蹂躙される様子を録画したビデオテープを発見する。慟哭と激昂を反復させる長峰―、そこに敦也が戻って来た・・・・・
寺尾聡さんの映画を暫く観てなかったので気になっていた。
数年前の「半落ち」にも考えさせられたが、
この手の映画での芝居には決まりすぎて怖い。
名優の域に達したと思われる。
次回作にも期待大である。
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