2009年11月9日月曜日

しし座流星群


今年は大量出現か! ?
そんな予想が発表されている。

流星がどの瞬間に現れるか予想するのは不可能ですし、
出現する方向や明るさもバラバラです。
しかし、1年のうちに何回か決まった時期に、
天球上の決まった方向を中心に飛ぶ流星の一群があります。
これを流星群と呼び、
流星が流れてくるように見える中心点を放射点といいます。
その放射点が「しし座」のγ(ガンマ)星、
アルギエバ(たてがみ)のそばにあるのが、
しし座流星群、あるいはしし座γ流星群で、
毎年11月下旬に活動が極大(出現数がもっとも多い時)を迎えます。
しし座流星群は一般に11月17日前後に極大を迎えます。
今年は17日から18日にかけての夜が極大で、
ちょうど新月直後という絶好の観望条件です。
放射点は午後11時ごろまで地平線の下にあるので、
宵のうちはあまり流星が出現しません。
まれに、放射点から離れていて軌跡の長い流星や、
同時期に活発な「おうし座流星群」の流星を見ることができます。
日付が18日に変わってからが観測の本番になるでしょう。
単純に言えば、
放射点が高く昇るにつれて流星の数は多くなります。
ちなみに放射点が南中するのは午前6時前後で、
これは日の出とほぼ同じ時刻です。
たくさんの流星を見るためには、
「光害の少ない暗いところ」
「地平線近くまで視野の開けているところ」を選ぶのが大切です。
また、この時期は寒さも半端じゃありません。
防寒対策は万全にしてチャレンジしましょう。
「オリオン座流星群」を見逃した方はリベンジしましょう!
ふだん使っているゲーム機が、
しし座流星群を楽しむ便利な道具にもなります。
「星空ナビ」は、
ニンテンドーDSを夜空に向けるだけで画面に星空を再現するソフト。
星座や星の名前がわからなくても、
しし座流星群の放射点を探せます。
豊富なデータも内蔵されていて、
好きなときに天文現象の一覧から選択するだけで
11月18日の夜空が再現できます。
ちなみに、
「星空ナビ」の星図で日時を2001年11月19日の未明に設定すると、
雨のように流星が降り続ける「裏技」もあるのでお試しください。

0 件のコメント: