山上 憶良
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花」
(はぎのはな おばな くずはな なでしこのはな おみなえし また ふじばかま あさがおのはな)
~~~<今日は七草の蘊蓄です>~~~
秋の野に咲く代表的な花を数え上げた秋の七草。万葉の時代から、現代に至るまで幾人もの人が、様々な秋の七草を数え上げてきましたが、万葉集(第八巻)に詠まれた山上憶良のこの七草を越えるものは現れなかったように思われます。
この七草で尾花はススキ、朝貌はアサガオ(朝顔)ともムクゲ(木槿)ともキキョウ(桔梗)とも言われますが、どうでしょうか?。季節感と野の花のイメージから、私はここでの朝貌は桔梗であって欲しいと思うのですが、これはあくまでも個人的な見解。みなさんはどう思いますか?
言葉としては、春の七草ほど有名ではありませんが、春の七草が七草粥になることでもわかるように全て食用になるある種、実利的な植物を数えているのに対して、秋の七草は花としての価値で選ばれたもののようです(食用・薬用になる植物ももちろん入っているのですが)。
2008年9月1日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿