2008年9月19日金曜日

閏秒って?

来年2009年1月1日に閏秒の調節実施について蘊蓄

ぶっちゃけた話ですが、
閏秒と閏日(閏年)閏秒と閏日(閏年)は無関係である。
閏秒が地球の自転の不整と原子時計の間の調整であるのに対して、
閏日(閏年に挿入される臨時の2月29日)は、
地球の公転周期と地球の自転周期が、
簡単な比になっていないことを調整するためのものである。
長期においては、
閏秒などの時間調整がなければ正午に夜中などのズレが生ずる。
閏日(閏年)がない場合には、
カレンダーは12月なのに「北半球の季節は真夏」というズレが起こりうる。

うるう秒はなぜ調整されるのでしょうか?
今から約50年前までは、
時間や時刻は、
地球の公転・自転に基づく天文時が使われていましたが、
科学の進歩に応じた高精度な時刻が必要になり、
現在使われている時刻は、
原子時計をもとに決められています。
規則正しい原子時計と、
地球の自転に基づく時刻の差が±0.9秒以内になるように、
原子時計の時刻に1秒だけ調整を行った時刻を協定世界時(UTC)と呼び、
現在、この時刻が世界の標準時として一般に使われています。
この1秒の調整が「うるう秒」です。
地球の自転速度は不規則で、
いつ、うるう秒調整が実施されるかは長期の予測ができません。
したがって、
地球の自転を正確に観測し、
監視しながら必要に応じて調整されています。
なお、
1958年から刻んでいる国際原子時(TAI)とUTCとは、
現在ー33秒差になっています。
これは、
1958年からの地球の自転が33秒(積算値)遅くなってきたことを意味します。

<参考URL>
http://jjy.nict.go.jp/mission/leapsecond5.jpg

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