お月見といえば十五夜が定番ですが、
他にも十三夜、十日夜のお月見行事があるのをご存知でしょうか。
十三夜は聞いた事があるけど、
十日夜は知らないという方も多いと思いますが、
昔からこの3日間が晴れると良いことがあるとされています。
【十三夜について】
十三夜は無事収穫した栗や豆を供えるので,
別名「栗名月」「豆名月」といいます。
十三夜とは旧暦9月13日のお月見のことで、
旧暦8月15日の十五夜の後に巡ってくる十三夜をさします。
そのため、旧暦を新暦になおして10月13日とするのではなく、
その年によって日付が変化するんですね。
2007年の十三夜は10月23日です。
十三夜は十五夜に次いで美しい月だと言われているため、
中秋の名月(十五夜)から約1か月後に巡ってくる。
十三夜のお月見を昔から大切にしていて、
十五夜または十三夜のどちらか一方しか観ないことを、
「片見月」と呼び縁起が悪いこととしていました。
また、
十三夜には栗や枝豆を供えることから「栗名月」「豆名月」ともいいます。
【十日夜(とおかんや)について】
案山子(かかし)は田の神様。
案山子にお供えものをしてお月見をしてもらうのは、
十日夜に天に帰るからという言い伝えもあるそうです。
十日夜とは旧暦10月10日に行われる収穫祭で、
東日本を中心に行われています
(西日本では旧暦10月亥の子の日や11月に、類似する収穫の行事を行います)。
その内容は地方によって様々ですが、
稲の刈り取りが終わって田の神様が山に帰る日とされているため、
稲の収穫を祝ってお餅をついて食べたり、
稲の茎をたばねた「わらづと 」や「わら鉄砲」で
地面を叩きながら唱えごとをして地面の神を励まし、
作物にいたずらをするモグラを追い払います。
また、「かかしあげ」といって田んぼを見守ってくれたかかしにお供えものをし、
かかしにお月見をさせてあげる地方もあります。
十日夜はお月見がメインではないため、
月齢に関係なく新暦の11月10日に祭りを実施する地方が多いようですが、
昔から十五夜、十三夜、十日夜の3日間が晴れてお月見ができると縁起が良いとされています。
さて、皆さんは何回お月見をしますか?
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