2007年10月22日月曜日

明日の晩は十三夜

十五夜ばかりがお月見ではありません
お月見といえば十五夜が定番ですが、
他にも十三夜、十日夜のお月見行事があるのをご存知でしょうか。
十三夜は聞いた事があるけど、
十日夜は知らないという方も多いと思いますが、
昔からこの3日間が晴れると良いことがあるとされています。
【十三夜について】
十三夜は無事収穫した栗や豆を供えるので,
別名「栗名月」「豆名月」といいます。
十三夜とは旧暦9月13日のお月見のことで、
旧暦8月15日の十五夜の後に巡ってくる十三夜をさします。
そのため、旧暦を新暦になおして10月13日とするのではなく、
その年によって日付が変化するんですね。
2007年の十三夜は10月23日です。
十三夜は十五夜に次いで美しい月だと言われているため、
中秋の名月(十五夜)から約1か月後に巡ってくる。
十三夜のお月見を昔から大切にしていて、
十五夜または十三夜のどちらか一方しか観ないことを、
「片見月」と呼び縁起が悪いこととしていました。
また、
十三夜には栗や枝豆を供えることから「栗名月」「豆名月」ともいいます。
【十日夜(とおかんや)について】
案山子(かかし)は田の神様。
案山子にお供えものをしてお月見をしてもらうのは、
十日夜に天に帰るからという言い伝えもあるそうです。
十日夜とは旧暦10月10日に行われる収穫祭で、
東日本を中心に行われています
(西日本では旧暦10月亥の子の日や11月に、類似する収穫の行事を行います)。
その内容は地方によって様々ですが、
稲の刈り取りが終わって田の神様が山に帰る日とされているため、
稲の収穫を祝ってお餅をついて食べたり、
稲の茎をたばねた「わらづと 」や「わら鉄砲」で
地面を叩きながら唱えごとをして地面の神を励まし、
作物にいたずらをするモグラを追い払います。
また、「かかしあげ」といって田んぼを見守ってくれたかかしにお供えものをし、
かかしにお月見をさせてあげる地方もあります。
十日夜はお月見がメインではないため、
月齢に関係なく新暦の11月10日に祭りを実施する地方が多いようですが、
昔から十五夜、十三夜、十日夜の3日間が晴れてお月見ができると縁起が良いとされています。

さて、皆さんは何回お月見をしますか?

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