2008年9月5日金曜日

国民栄誉賞

国民栄誉賞とは、内閣総理大臣表彰(総理府内閣総理大臣官房人事課で所掌)の一つで、その中でも最もポピュラーなものです。 国民栄誉賞は、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった方に対して、その栄誉を讃えることを目的」と言う名目で、福田赳夫内閣時代の1977(昭和和52)年8月に創設された。 今日じゃ元!総理になった福田康夫さまの親父だったのね。
今年は誰が国民栄誉賞を手渡すのでしょうかネ?

最初、栄誉賞を創設したこの時期はオイルショックや公害問題など暗い世相だったが、その中でホームラン世界新記録を達成目前となったジャイアンツの王貞治選手を表彰しようと言うことで考え出されたものだと言われています。 なお、総理府の大臣官房は、仕事のうえでも人的構成の面でも内閣官房と一体である。

ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎などもこの賞に選出されていますが、大江氏は受賞拒否をしました。確かに、内閣側が意味不明に乱発して国民のご機嫌取りをするための賞という側面は否めない部分もあり、大江健三郎はノーベル文学賞という素晴らしい賞を受賞しましたが、国民の何%が大江健三郎の文学を読んで理解しているのか(内閣で読んでいる人がいるのかも不明)を考えると、果たしてふさわしい賞なのか?と考えてしまいます 。

2000年のシドニーオリンピックのマラソン金メダルの高橋尚子に関しても、確かに偉業は素晴らしいが、その直前まで「柔道の田村亮子に」と騒がれていた話などもあり、かなりご機嫌取りの側面が見え隠れしている胡散臭い賞であることも事実です。

漫画家では長谷川町子が受賞していますが、それより世界的にも功績のある手塚治虫などにはまったく賞が与えられていないという事も疑問視される部分です。 長谷川町子は「サザエさん」という、確かに国民的作品の作者ではありますが、多くの人にとって愛されているのはテレビアニメのサザエさんであって、その原作は長らく絶版となって読まれることはありませんでした。(文庫シリーズなどが発刊されたのは死後)

2002年もアメリカのメジャーリーグで大活躍をしたイチロー選手に早速「賞を」という声もありましたが、イチロー選手本人から「まだ自分は現役選手ですので辞退します」との表明がなされたのは有名な話ですよね。

*知泉Wiki・・・一部引用しました。

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