2007年9月29日土曜日

身近になったガンの話し Vol.3

鳥越さんのエッセイの続きです。
現実と向き合わずに「あれをしなければ良かったのに」等と後悔する事が有ります。それを「美味しいラーメンを食っておけば良かったのに」と考える。「しなければ」じゃなくて「すれれば良かったのに」と考える事。

「終わってしまった事に悩む時間があれば、
 むしろ今、何をすべきかを考えた方が良いという事」
やはりガンを罹って、
人生の残り時間と言う事を考えた訳です。
切実な事にも時間に限りがある。
じゃぁ、何をしたらいいか?という事です。
家族との付き合い、友人との付き合いもそう。
細かい事に気を煩わせずに楽しい事をやる。
だから、彼(鳥越さん)は、
大好きな京都の春には桜を観る。
夏は大文字の送り火。
秋は紅葉を観に行く事にしているそうです。
大文字の時は娘さんと一緒に浴衣で、
下駄を履いて信玄袋を下げて、
そんなこだわりを持って行くそうです。

「現在の日本のガン治療環境について」
色々な意味で格差の問題があります。
何処に住んでいて、どういう友人を持っているかで、
自身が得られる情報が違うという事。
ガン治療に関する情報にみんなが少なくともアクセスできるシステムを作る事が必要であると思う。
その次に治療システムの整備が必要です。

ガン治療の最先端技術には驚くほど進んだ治療が施されています。
しかし、日本国民すべてにその条件が備わっていないのも事実です。
次回は、終末医療について自分の経験を含めてお話ししたいと思います。

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