2008年2月3日日曜日

柊鰯の蘊蓄

2月4日は立春です。
前日の節分に豆まきをする家庭もあると思います。もうひとつ節分の行事として柊鰯があります。
この柊鰯(ひいらぎいわし)とは、
節分に魔除けとして柊の小枝と焼いた鰯の頭を門口に挿したものをいい、柊鰯を挿すのは古くからの日本の習慣である。
やいかがし(焼嗅)、やっかがし、やいくさし、やきさし、ともいう。柊の葉の棘が鬼の目を刺すので門口から鬼が入れず、また鰯の臭いで鬼が近寄らないと言う(逆に、鰯の臭いで鬼を誘い、柊の葉の棘が鬼の目をさすとも)
平安時代には、正月の門口に飾った注連縄(しめなわ)に、柊の枝と「なよし」(ボラ)の頭を刺していたことが、土佐日記の中に出ている。現在でも、伊勢神宮で正月に売っている注連縄には、柊の小枝が挿してある。

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