2007年12月2日日曜日

映画 ANADEUS(アマデウス)

昨日に引き続きシンフォニー#25から思うままに更新です。

アマデウス(Amadeus)は1984年に制作された映画。
ブロードウェイで好評を博した舞台『アマデウス』の映画化である。
日本での公開は1985年2月。
2002年に20分のカット場面を復元し、
デジタル音声の付いた「ディレクターズ・カット」も公開されている。
映画版『アマデウス』は、
アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ賞、音響賞の8部門を受賞した。ほかにも英国アカデミー賞4部門、ゴールデングローブ賞4部門、ロサンゼルス映画批評家協会賞4部門、日本アカデミー賞外国作品賞などを受賞している。

F・マーリー・エイブラハム演じるアントニオ・サリエリを中心として、
トム・ハルス演じるモーツァルトの物語を描く。
モーツァルトの才能を妬み殺害したと語る
年老いたサリエリの回想というスタイルをとっている。
天才とは何か、を考える上で見逃せない作品である。
舞台版では再現不可能なプラハでのロケシーンや、
オペラ
『後宮からの誘拐』『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』
のハイライト・シーンが挿入されるなど、
映画版ならではの見どころも多い。

モーツァルト役のトム・ハルスはピアノを猛特訓し、
劇中の多くの場面で代役や吹替え無しでピアノを弾いている。
指揮法についてもネヴィル・マリナーのトレーニングを受け、
マリナー曰く
「たぶん彼が音楽映画の中で最もちゃんとした指揮をしていると思う」
とまで言わしめた。
ちなみに指揮棒を持っていないのは、
モーツァルトの時代はそれが確立される前であるため。
劇中ドイツ語によるオペラ『後宮からの誘拐』と『魔笛』は
脚本のピーター・シェーファー自身が訳した英語の訳詞によって歌われた。
オペラの上演シーンの撮影に使われたプラハのスタヴォフスケー劇場(別名:エステート劇場。当時はノスティッツ劇場と呼ばれていた)は、実際にモーツァルト自身の指揮で『ドン・ジョヴァンニ』の初演が行われた劇場である。
屋内撮影の数シーンに蝋燭の照明がメインに使われているが、
撮影監督のオンドリチェクは最初『バリー・リンドン』でツァイス製の衛星写真用レンズを使って蝋燭照明だけで撮影したスタンリー・キューブリックにレンズの貸し出しを依頼し断られ、蝋燭自体の光量を増すため芯が複数本有る蝋燭を特注して撮影に臨んだ。

「モーツァルト!モーツァルト!」と老人が叫ぶ声から始まります。
その叫び声と一緒に流れるのは『交響曲 第25番 ト長調』、
これが、頭にこびりつくんです。
それと、モーツァルトさんの下品な笑い方・・・。
かなり、ぶっ飛んでます。
この映画はすごいセットだな~と思っていましたが、
セットじゃないんですね・・・。プラハで撮影したんですって。
プラハ行きたい・・・。
とても約20年前の作品とは思えません。
クラシックや、モーツァルトさんを知らない人でも、
この『アマデウス』の世界は、かなり楽しめます。
豪勢な衣装、セット、オペラ、音楽、物語、役者の演技と、
どれをとってもすばらしい作品なのではないでしょうか?

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